【5分でわかる】『7つの習慣』とは?要点をわかりやすく解説!

 「7つの習慣」はいわずと知れた世界的な名著であり、自己啓発に関する書籍としても日本で人気の一冊です。著者スティーブン・R・コヴィーは世界でもっとも影響のあるビジネス思想家の一人で、リーダーシップ論の権威でもあります。

本記事では人生が変わる7つの習慣についてわかりやすく解説します。

〔前提〕問題の見方を「インサイド・アウト」に変える

 「7つの習慣」を忠実に実行すれば人生を変えることが出来ます。ただその前に、前提としてあなたの周囲の問題は「あなたが問題だと思っているから問題なのだ」という真実を理解しておく必要があります。

真の成功は人格を育てるところから始まる

 自分の才能で何か成功したいと思ったとき、誰かの前をするかのような表面的なテクニックを磨くだけでは、人生を豊かにすることはできません。大事なのは、謙虚、勇気、正義、勤勉、節制などの真に価値のある人格を手に入れることです。この「人格主義」の発想に基づいて自分を変えることが、本当の意味での成功と幸せを呼ぶことになるのです。

 人格を高めるには、人格を高める行動を習慣として身に着けることから始まります。その習慣を身に着けるには「知識」「スキル」「意欲」の3要素が必要とされています。

 7つの習慣は習慣として実践することで人生を変えていける行動のアドバイスとなっているのです。

「インサイド・アウト」で世界を見る

 人は皆自分のパラダイム(物の見方)を持っていて、それが行動や態度の源にあります。他人の行動を見て「間違っている」とつい批判したくなるのはこの真理によるものです。

 もし自分が思うような生活を送れてないのなら、自分のパラダイムに問題があると考えられています。自分は正しい、相手が間違っているというパラダイムを持ち続けていても何も変わらない。自分の内面(インサイド)、つまり考え、見方、人格、動機が原則にあっているかに気を付け、行動を変えることで結果を引き寄せようとする意識が大切です。この姿勢を「インサイド・アウト」といい、7つの習慣の前提となる重要な考え方です。

〔第1の習慣〕主体的である

 主体的であるとは感情的な反応に身を委ねたり、受け身で行動するのではなく、自分で振る舞いを選択する意識のことです。

自分の選択を意識して行動する

 主体的であるとは、人間として自分の人生に対する責任を取ることだとコヴィーはいいます。主体的でない人は、何でも他人のせいにして環境までも物事がうまくいかない理由にしてしまいます。しかし、自分の行動を決めているのは言うまでもなく自分自身なので、嫌な目にあったとしたら、それを防ぐことが出来たはずなのに、そうしないことを選択した自分に問題があったと考えた方がよいでしょう。

自分の「影響の輪」を意識して行動する

 主体的に行動して他人や周囲を変えるイメージをコヴィーは「影響の輪」と表現しています。

一番外側の円は「関心の輪」。世界の様々な物事のうち、自分の関心のあるものとないものに分ける境界線であり、この中で自分が大きく影響を与えられるものが「影響の輪」となります。他人の欠点や周囲の環境ばかり気になる人は、関心の輪に集中しすぎており、物事は解決しないので、自分が影響できる物事に対して主体的に行動することが解決への道となります。

最初の一歩として、主体的な言葉を使おう!

何か失敗したとき、他人や状況のせいにするのはやめて、「私は別のやり方を探してみよう」「私は~と思う」などと主語を自分にして考えることで責任感が生まれ、主体的な行動が生まれてくるはずです。

〔第2の習慣〕終わりを思い描くことから始める

生産的な前進のために「終わり」を設定する

コヴィーによれば「すべてのものは2度つくられる」と提唱されており、人生も①人生の方向をイメージし(知的創造)、毎日を生きる(物的創造)こととされています。

人生において知的創造とは人生の脚本を作ることであり、自分の可能性から将来を想像し、自分の奥底にある価値観をベースに自分だけの人生を見つけることが大切です。

  • 明確な目的をまず考えて自分を導く
  • 生活の中心の考え「ブレない自分」を手に入れる
  • 「ミッション・ステートメント」を持つ

〔第3の習慣〕最優先事項を優先する

人間活動は4つの領域に分けられる

  行動の順序を考えるには、人間の活動を重要度・緊急度で分類した4領域で整理すればよいです。人生を充実させるには第2領域に集中することが必要で、この領域に成長に役立つ活動や、将来第1領域に入る事柄への準備活動が入ります。

 スケジュールは「役割」と「目標」で考えることが重要です。まずは自分の役割を把握することから始めます。次に目標を設定します。目標には後回しになりがちな第2領域に入るものを極力選ぶようにしましょう。

〔第4の習慣〕WinWinを考える

「与える人」がもっとも豊かになれる

 「豊かさマインド:すべての人が満足することは可能だ」という発想のもととなる、幸せの量は一定ではなく、新しく作り出していけるという考え方を大事にしましょう。このマインドに基づく「人格」は、高い信頼に基づく「関係」を構築でき、議論を尽くして、双方が納得する「合意」にも到達できるのです。

 また、win-winに至るプロセスも重要とされており、①相手を理解し、②解決すべき課題を明確にする。③確保すべき結果を明確にし、④結果を達成するための選択肢を出す、という4つのステップを勧めています。

〔第5の習慣〕まず理解に徹し、そして理解される

相手を理解しない人は理解してもらえない

 今日から「わかってくれない相手が悪い」と責めるのはやめましょう。まずは自分自身を振り返り、自分本位の発信をやめ、相手のペースに合わせる努力をしましょう。そうすれば、相手は自分の言葉にも耳を傾けてくれるようになります。

「共感による傾聴で相手の心を開く」ための4つのステップ

  1. 話の中身(キーワード)を繰り返す
  2. 話の内容を自分の言葉に置き換えて言い直す
  3. 相手の感情を自分の言葉で置き換えて相槌を打つ
  4. 第2、第3段階を同時に行う

〔第6の習慣〕シナジーと創り出す

 シナジーとは、個別のものを合わせて個々の和より大きな成果を得ることです。コヴィーはシナジーを「人生においてもっとも崇高な活動」とみなしています。シナジーの本質は、「違いを尊重すること」にあり、自分の考えや能力の限界を認め、相手の長所から学ぶことで新しいことを生み出すきっかけとなります。

お互いに納得できる「第3の案」は必ずある

 シナジー的コミュニケーションがとれると、「第3の案」が生まれます。第3の案とは、どちらも当初は考えていなかった案のことで、対立する意見のどちらかを取るかではなく、両方の意見を活かした新しい案、つまりwin-winが実現するのです。

〔第7の習慣〕刀を研ぐ

日々、自分の器を育てよう

 体調(肉体)、観点(精神)、自律性(知性)、つながり(社会・情緒)の4つの側面でバランスよく刀を研ぐ時間を取る習慣が大切です。具体的には、運動によって体をメンテナンスすること、自らの価値観を深く見つめること、情報収集力や選択力を磨くこと、人間関係においても自分の価値観に忠実に振る舞うことです。

 自分自身が鍛えられ、自分の価値が高まれば、その分人の支えになることができ、人の支えになれば、また新たな自分の価値に気付くことが出来ます。こうして自分の活動自身がシナジーを生むのです。

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